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KORGは、NAMM2014において、ユーザー自身の手で組み立てるシンセサイザーキット「MS-20 Kit」を発表しました。

MS-20は1978年に発売された、セミモジュラー構造を持つアナログシンセ。長年中古市場でも人気を維持し続け、発売35年目の2013年に、回路はそのままに75%にダウンサイジング(及びMIDI&USB装備)した「MS-20 mini」を発表して大きな話題となりました。

「MS-20 Kit」の特徴は、「mini」ではなくオリジナルサイズのMS-20を組み立て可能である点。確かに、パーツの写真を見ると、付属ケーブルがMS-20 mini付属のミニプラグではなく標準フォンになっています。

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KORG Webサイトより

普通に現行製品のキット化だったとしてもユニークですが、ケースの金型も残っているか不明なオリジナルモデルを改めてキット化という点に、KORGの並々ならぬ意気込みが感じられます。

さらにスゴイのが、フィルターのタイプを「前期型/後期型」で切替えられる点。デジタルシンセやソフトならアルゴリズムの追加で実現できますが、純アナログシンセでは部品そのものをちゃんと2種類用意する必要があり、こわだりの深さに驚愕させられます。

写真を見る限りでは、パーツはほぼユニット化されているので、組み立ての難易度も比較的低そうです。

MS-20 Kitは、数量限定で2014年2月上旬発売予定です。