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まんが:おおすが ともこ

シンセやエフェクターの音作りでは、出力信号をまた同じ機器の入力に接続して信号をループさせる「フィードバック」というテクニックがあり、音声の破綻を利用した過激な音作りが行えます。ディレイのフィードバックを過剰にして発振させるのはよく行われますし、例えばMoog MiniMoogの外部入力にヘッドフォン端子からの音声を戻すテクニックなども存在します(もちろん、モジュラーを使って同種のパッチングを作ることもできます)。近年ではArturia MiniBrute(及びMicroBrute)に装備された「Brute Factor」が、同様の原理で独特のサウンドを作りだしています。このように魅力的なフィードバックですが、要はマイク&スピーカーの「ハウリング」と同じ原理ですので、収拾がつかなくなったり、機器や耳を傷めてしまう事に注意が必要です。もじゅたん、時々自分でつないでは歌舞伎町でブイブイ発振してるってホント?可笑しいね!(解説:大須賀淳